山号額を見つめる石崎さん

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伝統の鏝絵で山号額 福野の石崎さん 射水の寺から制作の依頼

北日本新聞(2019年8月16日)

 南砺市岩武新(福野)の鏝絵(こてえ)師、石崎勝紀さんは、射水市戸破(小杉)の金胎寺の山号額を鏝絵で作った。鏝絵の山号額は珍しいといい、石崎さんは「鏝絵に親しんでもらいたい」と話している。

 石崎さんは、明治~昭和初期に活躍した射水市小杉地域出身の鏝絵の名工、竹内源造の孫弟子に当たる。石崎さんは50年以上、鏝絵に取り組んでおり、同市の竹内源造記念館で開かれている教室の講師を長年務めている。教室に通っていた金胎寺の住職から制作を依頼された。

 額は、縦約65センチ、幅約190センチ。井波彫刻師の南部白雲さんが下絵を担当し、中央に山号である「護国山」と配し、周囲にハスを描いた。ハスのつぼみから花が咲き、種を付け、絶え間なく栄える様子から「輪廻(りんね)」を表現している。近く寺に飾る。

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