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心癒やす観世音菩薩 観音堂で10年ぶりご開帳 聖籠

新潟日報(2019年8月20日)

 新潟県聖籠町諏訪山にある町有形文化財の観音堂で19日、10年に1回のご開帳が始まった。普段目にすることができない十一面観世音菩薩(ぼさつ)を拝観することができる。21日まで。

 観音堂を管理する古刹(こさつ)・宝積院(ほうしゃくいん)によると、観音菩薩は天智天皇の頃、豊後国(大分県)の武将「百合若(ゆりわか)大臣」が聖籠を訪れた際に得た鷹「緑丸」を供養するため、737年に高僧・泰澄大徳(たいちょうだいとく)が彫刻したとされる。

 ご開帳初日となった19日は、秘仏を一目見ようと地域住民らが訪れ、観音菩薩の前で手を合わせた。

 10年前も拝観したという聖籠町の主婦(75)は「あまりにきれいでびっくり。今回も観音様のお顔を見ることができて、ありがたい」と話していた。

 ご開帳は午前9時~午後7時半まで。いずれも午前10時、午後2時、6時に祈祷(きとう)があり、20日午前10時には施餓鬼会(せがきえ)も併せて行われる。

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