福井県高浜町恒例の「若狭たかはまひなまつり」の15周年を記念した写真集が完成した。今年2~3月、町内の民家や商店など約90軒で展示されたひな人形を紹介。華やいだ雰囲気に浸り、人形の表情の違いなどを楽しめる内容になっている。
祭りは高浜地区の商店街活性化を目指し、町民有志が2005年から始めた。15年以降は、高浜まちづくりネットワークなどでつくる「若狭たかはまひなまつりの会」が主催している。
写真集は同会が作製、同ネットワークに勤務する町地域おこし協力隊員2人が撮影した。ひな壇全体や、おひなさま、お内裏さまの表情のアップを掲載。りりしかったりほほ笑んでいたり、眉の太さや衣装などの違いも見ていて楽しい。撮影した月田ショーンさん(35)は「一つ一つ違うひな人形を見てほしい」と話している。
保育所でのひな祭りの様子や、仮装して町内を練り歩く恒例の「ひなまつり行列」も紹介している。
A4判フルカラー40ページ。120冊作り、ひな人形を展示した民家などに配布した。町役場や各公民館で見ることができる。問い合わせは高浜まちづくりネットワーク=電話0770(72)2740。