越中での天然資源の開発を紹介する展示

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資源開発の歴史紹介 立山博物館、貴重な鉱物標本展示

北日本新聞(2019年9月15日)

 立山博物館の特別企画展「かがやく天産物-時代を越える立山ブランドを求めて-」が14日、立山町芦峅寺の同館で始まり、江戸時代から昭和にかけ越中で進められた天然資源の開発や採集の歴史について紹介している。11月4日まで。

 明治政府が初参加したウィーン万博の目録をパネルで紹介。越中で採集された砂鉄や鉛など9点を出品したことを記している。鉱物の展示は国土の豊かさを示す意味があったという。

 同時期に越中から東京に送られ、研究に使用された鉱物標本6点も展示。東太美村(現南砺市福光地域)産の玉髄(ぎょくずい)などで、展示のため百数十年ぶりに県内に戻ってきた。

 1853(嘉永6)年の富山藩薬品会の目録や、1939(昭和14)年から芦峅寺で操業していた炭鉱の坑道入り口に掲げられた銘板なども展示している。

 14日は吉野俊哉主任による解説会があった。解説会は10月19日と11月2日にもある。いずれも午後2時から。北日本新聞社共催。

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