オープニングオペラで歌声を響かせる出演者

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温泉街に名曲響く 宇奈月モーツァルト音楽祭開幕

北日本新聞(2019年9月15日)

 黒部市宇奈月温泉一帯を舞台に、県内外の演奏家がモーツァルトの曲を奏でる第10回「湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月」が14日、開幕した。2010年の初開催から10周年を迎え、特別企画コンサートを用意。16日まで約500人が、旅館・ホテルのロビーや足湯など屋内外の約20カ所で演奏し、温泉街を名曲で包み込む。

 初日は宇奈月国際会館セレネで、オープニングオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」のハイライト公演が上演された。姉妹の婚約者の男性2人が、それぞれの相手の貞節さを試す物語を、オーディションで選ばれた県内在住の声楽家らが情感豊かに歌い上げた。音楽祭芸術監督の横島勝人さん(神奈川)が指揮を務め、横島さんが指導する「モーツァルトオーケストラセレネ」が管弦楽、「モーツァルトコーアセレネ」が合唱を担当した。

 総湯「湯めどころ宇奈月」や足湯「くろなぎ」などでも演奏が繰り広げられ、観光客らが聴き入った。夜は10周年特別企画として、バイオリニストの古澤巌さんのコンサートがセレネで開かれた。

 2日目は射水市出身のテノール歌手、澤武紀行さんと「宇奈月カルテット」のコンサートや、キッズコンサートがセレネで開かれる。最終日は宇奈月アマデウス祝祭管弦楽団・合唱団のスペシャルコンサートが同所であり、大曲「レクイエム」が演奏されるほか、横島さんのトークもある。

 問い合わせは音楽祭事務局(セレネ内)、電話0765(62)2000。

 日本オーストリア友好150周年記念。音楽祭実行委員会主催、黒部まちづくり協議会主管、黒部市、宇奈月国際会館セレネ、北日本新聞社共催。

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