富山湾レースで風を受けて進むヨット=射水市新湊地域沖

富山湾レースで風を受けて進むヨット=射水市新湊地域沖

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富山湾、友好の帆走 新湊で極東杯ヨットレース

北日本新聞(2019年9月15日)

 中国・青島市を発着点とする「2019極東杯国際ヨットレースTOYAMA」の富山湾ヨットレースが14日、射水市の海王丸パーク沖で行われた。国際レース出場艇や県内外のヨット計22艇が約10キロのコースで競った。

 8月末から約1カ月間、日本や中国、ロシアなどの7艇が5千キロにわたって争う極東杯国際ヨットレースの一環で、寄港地でヨットの魅力を広めようと企画された。10月に県内で開かれる「世界で最も美しい湾クラブ」世界総会のプレ事業として開かれた。

 極東杯は中国・青島市で開幕し、ロシア・ウラジオストク市、富山新港を経て青島市でゴールする。12日に射水市海竜新町(新湊)の県新湊マリーナに到着し、16日に同マリーナ沖からレースを再開する。大会は4回目で、日本で初めて富山が寄港地に選ばれた。

 富山湾レースは極東杯出場艇と一般出場艇の2部門に分かれ、海王丸パーク沖-伏木港万葉埠頭(ふとう)を往復するコースで争った。出場艇のクルーが風向きを確認しながら、常に帆で風を受けられるよう協力して船を操縦していた。極東杯出場艇「Team Japan」の一員、富山市日方江の坂東敏一さん(60)は「県内で国際レースが開催され、ありがたい。これからもこのような大会があってほしい」と期待した。

 同マリーナであった表彰式では県セーリング連盟の四方正治会長らがあいさつし、石井隆一知事や夏野元志射水市長らが入賞者に表彰状を手渡した。高木繁雄とやま観光推進機構会長や永原功美しい富山湾クラブ会長、駒澤北日本新聞社長ら約250人が出席した。

 富山湾レースに先立ち、出場艇が海上パレードを行った。出場者らが交流したレセプションパーティーやシンポジウムもあった。

 2019極東杯国際ヨットレースTOYAMA実行委員会と県セーリング連盟主催。北日本新聞社後援。

 ◇富山湾レース▽総合優勝=SEVEN FEET TEAM▽クラスA(1)SEVEN FEET TEAM(2)Team Qingdao(3)SCO YOUTH TEAM(4)WOB TEAM(5)Team Huayang Sailingin(6)Team Japan(7)TEAM DECISION▽同B(1)GONTA(2)AMOUREUX(3)アルバトロス▽海上パレードベストパフォーマンス=LUANA

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