高岡市福岡地域に300年以上伝わる奇祭「福岡町つくりもんまつり」が23日、同地域中心部で開幕する。野菜を使って話題の人物や出来事を表した「つくりもん」35点が通りを彩る。24日まで。22日は住民らが追い込み作業を進め、祭りムードを高めた。
早稲田自治会は「秋の五箇山」がテーマ。わらやトウモロコシ、トウガラシなどを使って幅約1メートル、高さ約1・2メートル、奥行き約2メートルの合掌造り家屋を制作した。周りにはカボチャやトウモロコシの皮でできた人形がこきりこ節の踊りを披露している。
この日は住民約30人が集まり、配置の確認や台風に備えた補強などを行った。山崎裕さん(51)は「会場中心部から離れているが、子どもからお年寄りまでが協力して作ったので見てほしい」と話した。
まつりは高岡市、福岡町観光協会などでつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。問い合わせはつくりもんまつり実行本部(さくら会館内)、電話0766(64)6716。