福井県福井市中心市街地の公共空間を活用した野外映画上映会「どまんなかシネマ」は10月5日夜、市中央公園で開かれる。公園内を客席スペースとし、スクリーンは道路を挟んだホテルフジタ福井の壁面を使う大がかりな仕掛け。投映サイズは750インチで、野外上映会としても全国最大級になるという。
県内の公務員や会社員、学生ら有志が昨年4月に結成した公共空間利活用実行委員会が主催。県内各地にある公共空間を住民主導で利用できる可能性をアピールしようと企画した。
子ども向けの作品「動く絵本『ニジェール物語』」を午後6時半から、家族連れで楽しめるアニメ映画「怪盗グルーのミニオン大脱走」を同7時10分から、昨年のイベント「ムービーハッカソン」で制作された短編映画「ハローグッバイ」を同8時50分から上映する。入場無料。事前申し込み不要。
実行委の前田健児代表は、福井新聞のプロジェクト「ふくい×AI 未来の幸せアクションリサーチ」のワークショップメンバーの一人。福井県在住・出身者から寄せられた「幸せ」の分類のうち▽文化▽自然▽時間の使い方―を高めるアクションとして、今回の企画を考えた。「福井人が感じる幸せを支えられるようなまちづくり活動をしていきたい」としている。
問い合わせは実行委=メールpuec291@gmail.com