練り回される華やかな提灯山

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3基の曳山、花山巡行 大門曳山まつり

北日本新聞(2019年10月14日)

 ことしの県内各地の曳山(ひきやま)祭りを締めくくる大門曳山まつりは13日、射水市大門地域中心部で行われた。台風19号を考慮し4基の曳山が大門大橋を行き来する「橋渡し」など午前の日程を取りやめ、正午すぎから「田町」「中町」「西町」の3基の曳山が花山を巡行した。日没すぎには「枇杷首(びわくび)」の曳山が加わって4基が勢ぞろい。提灯(ちょうちん)山の装いで趣のある大門の街並みを練り回した。

 まつりは大門神社と枇杷首神社の秋季例大祭に合わせ毎年行われている。今回は台風を考慮し、大門曳山連合保存会は11日の時点で午前の巡行を断念。まつり当日の13日朝に再び協議し、午後から巡行を行うことにした。

 午後0時半すぎ、枇杷首を除く3町の曳山が庄川右岸の大門神社に集結。1基ずつおはらいを受けた後、笛と太鼓、鉦(かね)でお囃子を奏でながら法被姿の若衆が曳山を引いた。提灯山の巡行は午後6時すぎにスタート。枇杷首は今回、夜の提灯山の巡行だけを行った。

 昼の巡行に先立ち大門神社前で出発式があり、同保存会の佐々木征夫会長が「台風に悩まされたが、このように曳山を引けるのは幸せなこと。気持ちを新たに事故のないよう巡行してほしい」と呼び掛けた。

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