前回の富山マラソンで一斉にスタートするランナーたち。1万3718人が参加した=2018年10月、高岡市役所前

前回の富山マラソンで一斉にスタートするランナーたち。1万3718人が参加した=2018年10月、高岡市役所前

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首都圏ランナー代替手段で必ず 27日の富山マラソン、実行委は受付時間を延長

北日本新聞(2019年10月17日)

 27日に開かれる「富山マラソン2019」は、台風19号の被害で北陸新幹線が不通となる期間に県内で開かれるビッグイベント。富山マラソン実行委員会は16日、大会前日の26日に富山市内で行う出場者の受付時間の延長を決めるなど首都圏ランナーの受け入れ対応に当たった。

 実行委は、出場者の受付時間は26日午前10時~午後8時の予定を延長するとし、延長時間など新たな情報は18日までにホームページに掲載する。ホームページにJRの他の路線や空路、高速バスといった代替交通手段を掲載した。

 約1万4千人がエントリーしており、実行委には15日から移動手段や開催の可否に関する問い合わせが相次いでいる。実行委は、影響を受けるのは関東や東北の約2千人とみている。

 新幹線の不通に負けず、移動手段や滞在日程をやりくりして出場するという首都圏ランナーも。東京都品川区在住の会社員、織田遼星さん(29)=富山市出身=は、飛行機のキャンセル待ちをしているという。「飛行機がだめなら、JRで迂回(うかい)する」と話した。

 飛行機で富山に来ることに決めた東京都大田区在住の会社員、村田直毅さん(27)=射水市出身=は「9月から体を仕上げ、すごく楽しみにしている。昨年は見られなかった新湊大橋からの立山連峰を今年こそ見たい」と意気込みを語り、帰路は「新幹線が復旧していなければ、(大会翌日の)月曜は休みを取るつもり」と話した。

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