試食会で3品のおにぎりを味わう生徒=鹿西高

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おにぎりのまち 中能登・鹿西高が商品化

北國新聞(2019年10月19日)

 鹿西高の生徒が地元食材をふんだんに使って考案したおにぎりが初めて商品化されることになった。同校のレシピコンクール優秀3品が、中能登町の道の駅「織姫の里なかのと」で11月17日、「おにぎりの日」に合わせた企画として販売される。道の駅は町内で日本最古のおにぎりが出土した歴史の発信や「おにぎりのまち・中能登」のイメージ定着を図る。
 18日は鹿西高で3品の試食会が開かれ、レシピを考案した生徒やおにぎりコンクールに携わった生徒10人が味わった。コンクールは8月31日に同校の文化祭で行われ、今年は1~3年生10クラスの代表者がレシピを考案した。
 商品化される3品は、能登野菜「金糸瓜」を使った最優秀賞の「ごはんのシャキシャキサンドイッチ」、ウナギのかば焼きなどに使うタレや枝豆を入れた優秀賞の「和風うま辛おにぎり」、特別賞(栄養バランス賞)の「キャベツ豚肉のいため物おにぎり」。金糸瓜のおにぎりを考案した3年生の日光将豊さん(18)は「金糸瓜の食感を楽しんでもらいたい」と話した。
 「おにぎりの日」は毎年11月18日で、旧鹿西町にある弥生時代の「杉谷チャノバタケ遺跡」から日本最古のおにぎりとされる炭化米が出土した11月と、毎月18日の「米食の日」を合わせて町が制定した。
 道の駅では11月16、17日におにぎりの日に合わせたイベントが開催される予定で、17日に鹿西高のおにぎりを3品1セットで販売する計画だ。田中雅晴駅長(80)は「販売して好評なら続けて売っていく。来年のコンクールの作品も販売を検討し、高校生の新しい発想のおにぎりでまちの活性化を図りたい」と話した。

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