大仏殿で奉納された現代散楽の舞台

大仏殿で奉納された現代散楽の舞台

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東大寺で現代散楽 高岡の山口久乗が上演

北日本新聞(2019年10月20日)

 神仏具制作卸の山口久乗(きゅうじょう)(高岡市内免、山口敏雄社長)は19日、奈良市の東大寺で、仏具のおりんを調律した楽器「久乗編鐘(へんしょう)」や雅楽、トルコ音楽、語り、曲芸を組み合わせた舞台「現代散楽」を上演した。

 散楽は奈良時代に大陸から伝わった複合芸能で、752年の東大寺の大仏開眼供養会で奉納されたとされる。のちに途絶えた散楽を絵図から読み解き、現代風にアレンジして再現した。

 雅楽演奏家の太田豊さん(小矢部市出身)と豊剛秋さん、トルコ音楽の大平清さん、和太鼓の坂本雅幸さん、ジャグリングの森田智博さんが出演。パフォーマンスに合わせてナレーターの林恒宏さんが「今昔物語集」の中の散楽にまつわるストーリーなどを語った。

 約300席の会場は満員となり、山口社長は「新しい感動がお客さんに伝わったはずだ」と話した。今後も公演の依頼が寄せられているという。

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