「いしかわ・金沢風と緑の楽都音楽祭2019秋の陣」(本社特別協力)の那谷寺オータムコンサートは19日、小松市の同寺金(こん)堂華王殿(どうけおうでん)で初めて開かれ、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の弦楽四重奏団が荘厳な雰囲気の中で優美な音色を響かせた。
インバウンド(訪日外国人旅行者)向けの企画で、バイオリンのヴォーン・ヒューズさん、若松みなみさん、ビオラの石黒靖典さん、チェロの大澤明さんが、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」「赤とんぼ」など5曲を披露した。英国やカナダ、インドネシアなどから訪れた参加者は、威容を誇る建物の中で、美しい調べに聞き入った。