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古き良き民具ずらり 福井市文化財保護センター

福井新聞(2019年10月22日)

 明治―昭和時代に使われていた衣服や小物をそろえた民具展「ふくコレ」が、福井県の福井市文化財保護センターで開かれている。ブティック風に展示し、歴史ある品を手に取り、試着することもできる。担当者は「今ではめったに見られない品ばかり」と来場を呼び掛けている。10月27日まで。

 同センターは一般家庭の蔵や倉庫に眠る民具を残そうと、1975年ごろから収集している。展示会では、きせるやトンビマントなど200点以上を展示。男性、女性、子ども用に分けて紹介している。

 ガラスが普及する前に使われていた「柄鏡」は銅製の手鏡で、裏面には花や草の文様が描かれている。下着として使われていたじゅばんや革でできたトランクもある。期間中は組みひも作りの体験もできる。

 同センターの青木元邦学芸員は「若い人にとっては珍しく、高齢の方には懐かしいものが多い。家族そろって来てもらえたら」と話していた。

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