園児と笑顔で握手する奥川投手=白山市千代野小体育館

園児と笑顔で握手する奥川投手=白山市千代野小体育館

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星稜ナインと園児交流 白山の幼稚園 奥川投手「プロで夢与えたい」

北國新聞(2019年10月23日)

 白山市千代野小に22日、夏の甲子園で準優勝した星稜高野球部が訪れ、ちよの幼稚園の園児らと交流した。プロ野球ドラフト会議でヤクルトから1位指名を受けた奥川恭伸(やすのぶ)投手、巨人5位指名の山瀬慎之助捕手ら3年生12人がユニホーム姿で登場。子どもたちに野球の楽しさを伝えようと、クイズやキャッチボールで気さくな笑顔を見せた「甲子園のスター」に、参加者から大きな声援が送られた。
 ちよの幼稚園が創立40周年を記念して、星稜高野球部との交流会(北國新聞社後援)を企画した。
 会場となった同小体育館では、甲子園の熱戦が映像で紹介された後、星稜ナインが入場。参加した園児や家族、学童野球チーム「千代野エンジェルス」のメンバーら約300人が盛んに拍手を送り、栄誉をたたえた。林和成監督は野球の競技人口が減少していることに触れ、「少しでも野球に興味を持ってもらいたい」とあいさつした。
 ナインは野球のルールをテーマにした○×クイズなどで参加者と交流した。質疑応答では「チームのすごい点を教えて」との問いに対し、山瀬捕手が「勝っていても負けていても笑顔でプレーすること」とチームの伝統「必笑」を紹介し、観客を盛り上げた。
 奥川投手は、宇ノ気小時代からバッテリーを組んできた山瀬捕手を相手に投球を披露。「バシッ」という捕球の音がミットから響くたびに、子どもたちは歓声を上げて喜んだ。
 ちよの幼稚園OBの東海林航介選手はおもちゃのバットとボールで打撃を実演し、「父の勧めで野球を始めたが、本当はサッカーがしたかった」と明かして笑いを誘った。
 ストラックアウトやキャッチボールのコーナーでは、奥川投手に握手を求める参加者が長い列をつくった。握手した千代野小1年の吉田宗達君(7)は「手が大きくて格好良かった」と目を輝かせた。
 奥川投手は「今後はプロ野球選手として、子どもたちに夢を与えたい」と笑顔で誓った。

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