奥越明成高の生徒が考案した「鯖竜田おろしそば」(右)と「濃厚塩麹ラーメン」=10月28日、福井県南越前町の北陸自動車道上り線南条SA

奥越明成高の生徒が考案した「鯖竜田おろしそば」(右)と「濃厚塩麹ラーメン」=10月28日、福井県南越前町の北陸自動車道上り線南条SA

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南条サービスエリアに高校生考案メニュー 特産品使用の新フード

福井新聞(2019年10月31日)

 福井県大野市の奥越明成高の生活福祉科生活コースの生徒が、北陸自動車道南条サービスエリア(SA)で提供されるフードコートなどのメニューを考案した。半夏生の風習で大野ではなじみの深いサバを竜田揚げにして載せた「鯖竜田おろしそば」などの4品。10月28日に同SAで試食会が開かれ、生徒が味のチェックをした。

 考案したメニューは、鯖竜田おろしそば(880円)、越前塩と塩麹(こうじ)をブレンドした濃厚塩麹ラーメン(880円)、サバの竜田揚げの南蛮風と福井梅の春雨サラダなどを盛り込んだ奥越特製弁当(1280円)、さば竜田揚げの甘酢あんかけ定食(980円)。そばとラーメンは上り線で、弁当と定食は下り線で、いずれも11日から販売されている。

 同SAの商業施設を管理・運営する中日本エクシス金沢支店の依頼を受けて作り、今年で3年目。昨年のメニューの一つ「ねばとろ鯖カツ丼」は店の定番になるほど好評で、今年は3年生19人が4月から考えた約50のレシピから、同SAが4品を選んだ。

 試食会では、生徒18人が鯖竜田おろしそばと、濃厚塩麹ラーメンをチェック。「サバがカリっと揚がっている」「スープの味が深い」などと味わっていた。おろしそばの担当班の生徒は「健康に良い食材にこだわった」と狙いを話していた。

 販売は12月末までの予定。

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