福井県越前市のアーティスト夫妻が運営するギャラリー兼クリエイティブスペース「モノカラ」(同市京町1丁目)の初主催展で、猫を題材にした県内作家20人の作品を集めた「ニャンとすごい展」が11月2日、始まった。アクリル画や日本画、アクセサリーや小物まで、猫づくしの展示会となっている。9日まで。
同スペースはフォトグラファーのMojorさんと妻でイラストレーターのさいとうかおりさんが、Mojorさんの実家で元すし屋の店舗を改修して、2017年に開いた。ギャラリーのほか、フォトスタジオやワークスペースも備えている。開館後は夫妻が多忙で、主に個展などへの貸しスペースとしていた。
展示作品は絵画や写真約50点のほか、ブローチやポストカード、小物、雑貨など。毛糸でつくる絵画「ネアリカ」アーティストの森下真司さんが制作した、毛並みまで繊細に再現した作品やフェルト作家なごみさんのアクセサリー、野菜やフルーツで描いた猫のオリジナルイラストを使ったクリアファイルなどが並ぶ。作品は販売もしている。
Mojorさんは体を寄せ合う猫2匹の写真などを、さいとうさんは以前飼っていた黒猫をモチーフにしたアクリル画などを出展。2人は「今後も企画展を主催し、いろいろな人が足を運んでくれる場所にしたい」と話していた。