福井藩士を父に持ち、近代日本美術の発展に貢献した岡倉天心の顕彰祭が11月8日、天心の像がある福井県福井市中央公園で営まれた。天心が愛したとされる県花の水仙を、参列者約50人が一人ずつ献花し、遺徳をしのんだ。
岡倉天心県顕彰会が開き、会員や市内の公民館長らが出席。大西義幸会長が「功績をより広く理解してもらい、たたえてもらえるよう努力していきたい」とあいさつした。県表千家流吉祥会が抹茶を献茶した。
順化小4年生15人が天心像の前に並び「先生のようにたくましく成長していきたい」「いっぱい勉強して自分の仕事をしたい」とそれぞれの目標を発表。「自分たちの夢に向かって努力していきます」と誓いの言葉を述べた。