英国船籍の豪華クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が11月16日、福井県敦賀市の敦賀港鞠山北岸壁に寄港する。同岸壁で歓迎イベントが行われるほか、市内で観光物産展やクラフト市、謎解きウオークラリーといった催しも同時開催される。開港120周年を迎えた港町は、終日活気に包まれそうだ。
ダイヤモンド・プリンセスは、米プリンセス・クルーズ社が運航する全長290メートル、乗客定員約2700人の豪華客船。敦賀には2017年の初寄港以降、今回で4回目。
同船は午前8時に入港し、午後6時に出港する。同岸壁で歓迎イベントが行われ、午前9時からサバ寿司や若狭塗り箸を販売する物産ブースを設置するほか、箸研ぎやめがねストラップ作りの体験などを行う。午後2時からは雅楽演奏やはしご乗り演技、ダンスなどのステージイベントで盛り上げる。開港120周年を記念したポートカードの配布もある。
着岸岸壁へは無料シャトルバスを運行。午前7時半から午後6時半まで、川崎町の川崎駐車場と鞠山北岸壁を15分間隔で運行する。JR敦賀駅と市文化センターを往復するバスも運行する。
市きらめきみなと館では、観光物産展「観光物産in敦賀みなと」が午前9時から午後5時まで開かれる。敦賀ふぐや敦賀真鯛を使った料理を格安で提供するほか、鮮魚の即売などがある。日本遺産「北前船寄港地・船主集落」や「人道の港敦賀ムゼウム」、北陸新幹線敦賀開業をアピールするブースも設置する。同物産展は17日(午前10時~午後4時)も開く。
クラフト市「けひさんアートマルシェ」(福井新聞社後援)は午前10時から、気比神宮前の神楽町1丁目商店街で開催。木工や布雑貨、陶器、手作りアクセサリーなど、県内外の63店舗が出店する。イベントに合わせ、関西・中京方面から大型バス3台が訪れるほか、店先にはちょうちんが並び、お祭りムードを高める。
参加無料の謎解きウオークラリー「ツルガアルクエスト」が初めて行われ、午前10時から午後3時の間、敦賀駅交流施設オルパークで受け付ける。同施設を出発し、商店街に貼り出された敦賀に関するクイズを解きながら気比神宮大鳥居に向かう催し。参加賞としてシリコンバンドが渡され、正答者にはカフェスペースで使える飲み物チケットを進呈。ゴール後に追加問題を解くと、さらに特典がある。
このほか、市武道館で書道体験や合気道などの演武がある。