氷見魚市場には「ひみ寒ぶり」の旗が掲げられた=午前7時10分ごろ

氷見魚市場には「ひみ寒ぶり」の旗が掲げられた=午前7時10分ごろ

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ひみ寒ぶり宣言 昨年より11日早く

北日本新聞(2019年11月21日)

 全国ブランドとなっている富山湾の冬の味覚「ひみ寒ぶり」のシーズン開始が20日、宣言された。昨年より11日早い。初日は氷見魚市場(氷見市比美町)に204本が水揚げされた。ひみ寒ぶりは2017年度、18年度と記録的な不漁が続いただけに、漁業者や鮮魚店などの関係者には今季の豊漁へ期待が高まった。

 氷見沖を中心に七尾や能登の定置網に入ったブリも運び込まれた。漁業者や氷見漁協、仲買人の代表でつくる判定委員会が「ひみ寒ぶり」の出荷開始を宣言し、市場にのぼり旗を立てた。

 9キロ前後を中心に12キロ台の大物も揚がった。競り人の威勢の良い声が響き、丸々と太ったブリが次々に競り落とされた。専用の青い魚箱に詰められると、県内外へ出荷された。

 ひみ寒ぶりは2011年に商標登録され、氷見漁協や氷見魚仲買商業協同組合でつくる氷見魚ブランド対策協議会が管理する。本年度のブランド魚の体重基準は昨年と同じ6キロ以上。

 開始宣言は、本数や大きさ、漁獲見込みなどを総合的に判断して行う。

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