渡邊副館長(左)の講評を聞きながら作品を鑑賞する来場者

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越中アートフェスタ巡回展始まる 高岡、33点並ぶ

北日本新聞(2019年11月24日)

 「美の祭典 越中アートフェスタ2019」の巡回展が23日、県高岡文化ホールで始まった。独自の表現を追求した平面と立体の作品が並び、訪れた美術ファンがじっくりと鑑賞した。28日まで。入場無料。

 越中アート大賞と優秀賞、奨励賞の33点を展示している。初日は南砺市福光美術館の渡邊一美副館長が講評し、展示作品の表現手法や、優れた点などを丁寧に解説した。

 越中アート大賞に選ばれた嶋江笛さん(南砺市)の前衛書「朝祈」について「書というのは瞬間の芸術で、作家のほとばしる思いが表現される。白と黒の空間のバランスが非常に良い」と評価。同賞に輝いた田中郁聡さん(同)の木彫作品「I want to go home」は「伝統の中に社会性やメッセージ性を込めている。技術も素晴らしい」と話した。

 開場時間は午前10時~午後6時で、毎日午後2時から審査員らによる講評会がある。

 県と県芸術文化協会、県美術連合会主催、県文化振興財団と北日本新聞社共催。

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