元福井大学長の児嶋眞平さん(82)=大津市=の日本画の個展(福井新聞社後援)が11月26日、福井県福井市の県立美術館で始まった。人物や花を描いた色彩豊かな新作・近作が並ぶ。
児嶋さんは40歳から日本画を始め、これまで大阪や京都でも個展を開いている。今回は2009~19年に描いた8~50号の39点を並べた。
舞妓(まいこ)が紅を差す姿やプラハで出会ったハープを奏でる女性など、一瞬の美しさを切り取った人物画は色合いも華やか。ハナショウブやボタンを題材にした作品もあり、訪れた人の目を楽しませている。
児嶋さんは「人物の息遣いや花々の生気を感じてもらえたら」と話していた。12月1日まで。無料。