福井県鯖江市民らが制作した多彩な芸術品に来場者が入札する「第10回歳末たすけあいチャリティーオークション」(福井新聞社後援)が12月14日まで、市文化の館で開かれている。10回目を記念し同市出身のアニメーション作家、久里洋二さんの作品4点も出品。収益金は市社協に寄付され、福祉事業に活用される。
鯖江チャリティーオークションの会と市文化協議会、市社協、北陸電力丹南支店が毎年行っている。今回は市内外の愛好家らから、絵画や書、写真、工芸品など124点が出品された。久里さんの絵画は「スカートの女」など、女性をモチーフにした作品ぞろい。ほかにも愛好家の美しい風景写真や彫刻作品、手作りの温かさが伝わる手芸作品が並ぶ。
来場者は購入希望価格などを入札票に記入。最終日の14日に落札者が決まり、はがきで通知される。前回までに計927点が出品され、寄付総額は109万1960円となっている。