福井県越前町厨の道の駅「越前」に、廃材の段ボールを活用して作ったクリスマスのオブジェがお目見えした。愛らしいトナカイやそり、雪が降る冬の夜空の飾り付けが来場者の注目を集めている。
同道の駅内にある越前温泉露天風呂「漁火」の1階エレベーター前に設置されている。このスペースは工作が得意な職員の三田村保夫さん(59)が中心となり、季節に応じた展示をして来場者をもてなしている。今回は構想期間を含め、職員6人で1カ月かけて制作した。
高さ約50センチのトナカイは廃材の段ボールで骨組みを作り、茶色く色付けした綿を貼り付けて質感を出した。段ボールと折り紙で作ったそりにサンタのぬいぐるみを載せ、愛らしく仕上げた。背景のれんがの家は段ボールに茶色の折り紙を貼り付けて作り、綿を載せて雪が積もった様子を表現した。
岐阜県から家族5人で訪れた幼児(3)は「すごくかわいい」と喜んでいた。オブジェは12月25日まで設置予定。