QRコード決済を導入した福井県立恐竜博物館

QRコード決済を導入した福井県立恐竜博物館

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福井県有施設、12月20日からQR決済開始 県立恐竜博物館や県年縞博物館など25施設

福井新聞(2019年12月20日)

 福井県有施設の利便性を向上し誘客を図ろうと、県は12月20日から、県立恐竜博物館や県年縞博物館など25施設にQRコード決済を導入する。県レベルでの導入は北陸3県で初めて。国内で人気の「PayPay」と、中国で広く普及している「アリペイ」が使用できる。観覧料や施設使用料などをキャッシュレスで支払えるようにすることで、県は「インバウンド(訪日外国人客)の満足度を高める後押しができれば」と期待している。

 10月の消費税増税を機にキャッシュレス決済が全国的に広まっている。杉本達治知事は9月県会で、訪日外国人客への対応などから、県有施設でのQRコード決済の導入を明言していた。

 各施設に掲示しているQRコードを各自のスマートフォンで読み込み、決済する。支払うことができるのは、施設使用料や観覧料、体験講座の参加時の材料費や保険代など。

 県は年度内にサンドーム福井や県陶芸館など、指定管理者が運営する施設にも順次導入していく。審査指導課は「年末年始は帰省客や旅行者が増える。キャッシュレス決済を利用し、福井での満足度を高めてほしい」と強調。「利用者の声を聞きながら、他のキャッシュレス決済サービスの導入も検討していきたい」と話している。

 キャッシュレス決済の導入促進に向け県は12月から、県内の主要駅や主要観光地から半径1キロ以内にある小売り、飲食業など約千店舗を対象に、導入状況や利用状況などを調査している。

■QRコード決済ができる施設

 県生活学習館、ふくい県民活動・ボランティアセンター、県立恐竜博物館、県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館、県立美術館、県立歴史博物館、県立若狭歴史博物館、福井運動公園、県立武道館、県年縞博物館、県里山里海湖研究所、県自然保護センター、県海浜自然センター、県工業技術センター、県園芸体験施設「園芸LABOの丘」、ふくい農業ビジネスセンター、総合グリーンセンター、臨海中央公園、県立奥越高原青少年自然の家、県立芦原青年の家、県立鯖江青年の家、県立三方青年の家、県文書館、県ふるさと文学館、県立こども歴史文化館

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