福井県福井市中央卸売市場内の「ふくい鮮いちば」で、12月30日まで「歳末大市」が開かれている。新鮮な魚介類をはじめ年末年始用の食材を買い求める大勢の家族連れらでにぎわっている。
鮮いちば内の25店舗が、ブリやミズダコ、ナマコといった海産物をはじめ、青果や菊、葉ボタンなどの生花、かつお節や昆布といった乾物を販売している。28日の来場者は「例年の1・5倍から2倍」(実行委)で、市場で競り落とされたばかりの生のマグロは、20キロが2時間足らずで売り切れる人気だった。
初めて訪れた女性(48)=福井市=は、野菜やイクラ、かまぼこなどをビニール袋三つ分買った。「人が多くて驚いた。スーパーよりお得なものもあったので、来年の年末はまずここで買いそろえたい」と話していた。
歳末大市は午前8時半~午後2時半。29、30の両日は午前10時からマグロの解体と即売がある。