県中央植物園に新設された多肉植物のコーナー

県中央植物園に新設された多肉植物のコーナー

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多肉植物の楽しみ方提案 県中央植物園、コーナー常設

北日本新聞(2020年1月15日)

 県中央植物園(富山市婦中町上轡田)はことしから、来園者から要望が多く寄せられていた多肉植物の常設展示を始めた。プランター代わりに雨どいを使ったり、ハンギングバスケットで植えたりして飾り方も工夫し、栽培の楽しみ方を提案している。 

 県中央植物園では、かわいらしい見た目などで近年人気が高まっていることや来園者からの要望を受けて、前々から多肉植物の展示を検討してきた。しかし、生育環境に適した温室には、既に多くの植物を植えているため、スペースの確保が困難だった。

 同園中央のサンライトホールから熱帯雨林植物室に続く「風除室」が一部空いており、栽培できそうだったことから、実験的に昨年から準備を進めてきた。

 室内でも育てられる「ハオルシア属」や、インテリアとしても人気が高い「グリーンネックレス」などの33種類を展示。一部は長年多肉植物を育ててきた富山市の男性から譲り受けた。

 栽培展示課の金原英子さんによると、多肉植物はゆっくり時間をかけて成長するため、さまざまな鉢を使うことができる。同園では植物の横に流木を置くなどインテリアとしての楽しみ方も紹介している。

 今後は季節ごとに見頃を迎える多肉植物を並べ、気温が高くなる夏は食虫植物を展示する予定。

 金原さんは「多肉植物は器を選ばない。さまざまな楽しみ方を知ってほしい」と話している。

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