羽咋市の邑知潟で寒ブナ漁が最盛期を迎えた。19日は漁に適した無風の条件となり、漁師たちが小舟から投網すると、白い網が青空に映えた。朝の冷え込みでフナが大きな群れをつくったところを漁師は文字通り一網打尽にし、大漁を喜んだ。
邑知潟漁協で最年少の崎田智之さん(47)ら4人が出漁し、約200匹計160キロのフナを水揚げした。70キロの漁獲となった崎田さんは「今季一番の大漁。寒くなるほど脂が乗り、身が引き締まってうまくなる」と笑顔を見せた。
寒ブナ漁は昨年12月下旬に始まり、今年2月末ごろまで続く。フナは羽咋市内の鮮魚店を中心に流通する。