福井県内唯一の屋内アイススケートリンク、敦賀市のニューサンピア敦賀「アイスアリーナ」が週末を中心ににぎわいを見せている。来場者は例年よりも増加傾向で、担当者は「曇りがちの日が続き、多くの人が足を運んでくれている。スケートで冬場の運動不足を解消してほしい」と話している。
アリーナは60メートル×30メートルの大きさで、北陸3県で唯一の日本スケート連盟公式のリンク。例年約3万7千人が訪れており、今季は昨年11月1日にオープンした。
今季は、多くの人にスケートを楽しんでもらおうと、無料貸し靴券を昨年より1万枚増やし、計3万枚を敦賀市や越前市など3市5町の学校や取引のある企業に配布した。県内のほか滋賀県、岐阜県など近県からの来場もあり、昨年1月中旬時点で来場者は約1万2千人だったのに対し、今年は約1万5千人が訪れている。
18日には家族連れら大勢の来場者でリンクがにぎわい、手すりにつかまってゆっくり進む子どもや、気持ちよさそうに滑りを楽しむ若者の姿が見られた。
今季から製氷を1人で担当している男性は「氷の質が良いのが特長」と話し、「スケートは風を切って滑る爽快感が魅力。初心者でも楽しめるスポーツなので、ぜひ来場を」と呼び掛けている。
5月6日までの営業予定。1日の利用料は高校生以上が1400円、中学生900円、小学生以下700円、付き添い200円。貸し靴料は500円。問い合わせはニューサンピア敦賀=電話0770(24)2111。