金花糖づくりが最盛期を迎える和菓子店工場=金沢市内

金花糖づくりが最盛期を迎える和菓子店工場=金沢市内

石川県 金沢市周辺 特産

金沢の和菓子店 桃の節句へ「金花糖」づくり

北國新聞(2020年1月31日)

 金沢市内の和菓子店で、桃の節句に欠かせない「金花糖」づくりが最盛期を迎えている。専光寺町の和菓子店「森八」の工場では30日、女性社員がタイや野菜、果物など山海の幸を模した飾り菓子を仕上げた。
 金花糖は砂糖を煮詰めてすり混ぜ、木型に流し込んで固め、水あめで彩色する。同店では江戸後期の木型をもとにした「にらみ鯛」や、籠や献上台に盛り合わせるカブ、レンコンなど約20種を手掛ける。
 暖冬の今年はひな人形の準備が早いためか、例年より2週間ほど早い1月中頃から引き合いがあったという。3月末まで生産する。
 30日の石川県内は雨や曇りとなり、日中の最低気温は金沢7・1度など各地で4月上~下旬並みだった。次第に冬型の気圧配置となり、夜から31日にかけて山地では雨が雪に変わる見込み。

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