小松空港で31日、車を共同で利用する会員制の有料カーシェアリングサービスが始まった。2023年の北陸新幹線敦賀開業を控え、空港からの二次交通を充実させるのが目的。レンタカーと違い窓口での手続きがいらず、最短15分から借りられる手軽さが売りで、利便性が向上する。
空港到着ロビーに隣接する北陸エアターミナルビルの駐車場に専用のステーションが設けられ、四輪駆動の5人乗り乗用車4台が配置された。オリックス自動車(東京)が空港の運用時間に合わせ、午前6時半から午後9時半まで貸し出す。ロビー3カ所には誘導案内看板が掲示された。
カーシェアはアプリで会員登録すると、専用のICカードが送られてくる。車はスマートフォンなどで予約し、車両後部にある読み取り機にカードをかざすとロックが解除される仕組み。キーは車内のボックスに収納されている。手続きが簡単なことから、待ち時間を使って空港周辺を気軽に回ることもできる。