四季折々の花木が楽しめる敦賀市常宮の常宮神社で、ロウバイが見頃を迎えている。ろう細工のような黄色い花が甘い香りを漂わせている。2月上旬まで見られるという。
暖冬の影響か、例年より1、2週間早い1月上旬から咲き始め、現在は2~3センチの愛らしい花が咲き誇っている。宮本学権禰宜(ごんねぎ)(37)は「今が一番良い。きれいに咲いている」と話す。
参拝に来た越前市の70代の夫妻は「甘い香りがすてき。ぬれた花びらが透き通って見えてきれい」と、じっくり眺めていた。
同神社では、宮本民雄宮司(74)が長年、境内にツバキやモミジなど多くの花木を植え、丁寧に手入れを続けている。現在、ロウバイのほか、濃いピンク色の寒紅梅も見頃。2月中旬から紅梅と白梅、3月からしだれ梅が咲き始める。