「こまつ地美絵(じびえ)食の祭典2020」(北國新聞社後援)は1日、小松市内の飲食店25店舗で開幕した。野生イノシシの肉などを使ったジビエ料理が一斉に提供され、来店客は臭みがなく食べやすい獣肉に舌鼓を打った。
祭典は小松商工会議所などでつくる実行委員会が主催し、今年で7年目。参加店舗は前年から2店増え、過去最多となった。炒め物やラーメン、カレー、鍋料理など工夫を凝らしたメニューが用意される。
肉は県内産を用い、同市で昨年完成した獣肉処理加工施設「ジビエ・アトリエ加賀の國(くに)」は豚熱(CSF)の感染が確認されていない区域で捕獲されたイノシシの肉を納入することにした。
祭典は16日まで。特別企画「ジビエの宴」は5日に料亭まつ家(安宅町)、8日に日本料理梶助(大和町)、15日にレストランミューレミュー(丸の内町2丁目)で開かれる。