魚津港に水揚げされた新鮮なベニズワイガニを販売する「魚津かにの陣」が2日、魚津市村木定坊割の海の駅蜃気楼(しんきろう)で開かれた。用意された約1万1千匹のカニを求め、大勢の人が詰め掛けた。
ゆでベニズワイガニは大きいもので1キロほどあり、1匹500円から2千円で販売。販売員の威勢のいい掛け声が響く中、県内外の来場者は次々とカニを買い求めた。ゆでベニズワイガニは約3時間で完売した。規格外のカニを集めた福袋も人気を集めた。熱々のカニ鍋やカニご飯、カニシューマイといった多彩なカニグルメ、塩干物なども販売した。
開場前から大勢が並び、一時は県道まで続く長い列ができた。先着100人へのベニズワイガニのプレゼントは午前6時頃には定員に達した。同8時の開場予定を約30分繰り上げた。
カニ籠(かご)漁発祥の地・魚津をPRしようと、市内のカニ問屋など7業者でつくる魚津紅ズワイガニ普及推進協議会が毎年開き14回目。