「相思相愛の木」と呼ばれるナンバンアカアズキの種子が、県中央植物園(富山市婦中町上轡田)で開園以来の豊作となっている。同園は、別名の由来となったハートに似た赤い種子を使ったオリジナルグッズを作り、美しさをPRしている。
熱帯地方原産のマメ科の植物で、2月中旬にさやが開き始める。同園は開園当初から栽培しており、現在は木が約10メートルまで成長している。横に植えていた植物を昨年、一部伐採し、日当たりが良くなったことが豊作の要因とみられる。
「アズキ」と名にあるが、毒があるため食べられない。光沢のある種子を生かそうと、スタッフが手作りしたキーホルダーと種子を詰めた小瓶のストラップを販売した。キーホルダーは500円と800円の2種類あり、ストラップは300円。