制作を担当し、完成したマップを持つ地域おこし協力隊員の佐藤守一さん=魚沼市の湯之谷公民館

制作を担当し、完成したマップを持つ地域おこし協力隊員の佐藤守一さん=魚沼市の湯之谷公民館

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東湯之谷の魅力マップに 魚沼・地域おこし隊員が担当

新潟日報(2020年3月12日)

 新潟県魚沼市東湯之谷地域の魅力を紹介する探訪マップが完成した。両面刷りで、表の面は観光をPRする一般的な構成だが、裏面を「ひとMAP」と称して、魚沼産コシヒカリの生産者らを紹介しているのが特徴だ。担当した地域おこし協力隊員の佐藤守一さん(63)は「東湯之谷の活性化に役立てたい」と意気込んでいる。

 東湯之谷は同市湯之谷芋川以東の宇津野、下折立、上折立などの地域を指す。マップを制作したのは、2019年秋に発足した「東湯之谷景観プロジェクト」。佐藤さんをはじめ、地元コミュニティ協議会、尾瀬ルート活性化委員会から計8人が参加した。

 プロジェクトでは、作業部会と全体会を合わせ、20回を超す協議を重ねた。このほか、ボランティアの大学生4人が協力。地域のカッパ伝説を基にしたイメージキャラクターなどをデザインした。マップは2月末に完成した。

 裏面の「ひとMAP」では、「おいしいお米を創る人たち」のタイトルで、農家を中心に、料理研究家、すし店店主ら16人を掲載。うち14人は写真付きで登場し、コメにかける思いや栽培方法などを語っている。

 表の面では、伝統行事の「百八灯」、各地の名所旧跡、大湯温泉などを取り上げた。

 佐藤さんは元東京都職員で、18年4月に市から地域おこし協力隊員に委嘱された。東湯之谷を歩いて回るうちに、コメは地域を代表する魅力であり、歴史的なストーリーが多いことを実感した。探訪マップで、コメに関わる人たちを紹介する企画は斬新だと思い至ったという。

 4千部を制作。地域の全380世帯のほか、市観光協会などに配布した。問い合わせは同協会、025(792)7300。

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