春型蜃気楼で伸び上がり、3重になって見える新湊大橋

春型蜃気楼で伸び上がり、3重になって見える新湊大橋

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新湊大橋が3重に見える蜃気楼 魚津

北日本新聞(2020年3月27日)

■3月のBランク19年ぶり

 魚津市の海岸で26日、上位(春型)蜃気楼(しんきろう)が観測された。魚津埋没林博物館は、発生規模を5段階(A~E)のBランクとした。3月のBランクは2001年以来19年ぶり2回目と珍しい。春型の発生は今年2回目。

 黒部市や富山市など広範囲で観測した。射水市の新湊大橋は上に伸びたり反転したりと多彩に変わり、一時は3重になって見えた。

 同館の佐藤真樹学芸員は「県内は高気圧に覆われて下降気流が発生し、空気の状態が安定したので、蜃気楼が見えやすい条件が長く続いたようだ」と話す。

 観測スポットの海の駅蜃気楼は大勢の人でにぎわった。高岡市の米島幸子さん(79)は「人生で初めて見た。こんなに長い間きれいに見えるなんて」と驚き、孫の竹村勇希さん(25)=射水市=と喜び合った。

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