桜並木や歓楽街を彩るちょうちんがともった観音町

桜並木や歓楽街を彩るちょうちんがともった観音町

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夜桜と歓楽街 華やか 福光、有志がちょうちん点灯

北日本新聞(2020年3月29日)

 南砺市福光地域の小矢部川沿いにある桜並木「千本桜」が開花を迎える時期に合わせ、川沿いの歓楽街・観音町の有志が個人や企業から募った協賛金で、ちょうちんがともされた。点灯式が28日、料亭「松風樓(しょうふうろう)」であり、満開間近の桜やまちなかが華やかに照らし出された。

 千本桜は国道304号の福光橋を中心に、小矢部川の両岸に約800本が並ぶ。観音町は桜並木の横に位置する明治時代から栄えた歓楽街で、今は飲食店が約30軒ある。

 桜が満開になる時期には毎年ぼんぼりがともされてきたが、2年前を最後に廃止に。明かりの復活に向け、昨年4月にクラブやスナックを営む倉谷志須代さん、本田和可子さん、泉川由美さん、吉田美花さんの4人が「クローバー会」を結成。市内外251個人・企業から協賛金を集め、川沿いやまちなか計675メートルに、協賛者の名前入りちょうちん153個を飾り付けた。

 点灯式には協賛者ら約60人が出席。会長の倉谷さんはあいさつで「たくさんの方々に協力いただき、胸がいっぱい。活性化へ皆さんと頑張っていきたい」と声を詰まらせた。田中幹夫市長、武田慎一県議が祝辞を述べた。合図と共にスイッチを押すと、ちょうちんに明かりがともり、風情ある歓楽街の街並みを華やかに彩った。

 ちょうちんによるライトアップは4月19日まで。4人は「ぜひ多くの人に足を運んでもらいたい」と話している。

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