輪島市門前町の曹洞宗(そうとうしゅう)大本山總持寺祖院は21日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、休止していた伽藍(がらん)内の拝観を約1カ月ぶりに再開した。拝観客には他の客らと一定の距離を保つなど感染防止対策の協力を求める。
境内では、感染防止対策として、消毒液の設置や、拝観受付や総受付などに、飛沫(ひまつ)感染防止を目的としたビニールカーテンを設置した。受付には、社会的距離を確保するための誘導マットが1メートル間隔に置かれた。
髙島弘成副寺(ふうす)は「安心して参拝できるよう、拝観者には距離を保ちながら見学してほしい」と話した。
總持寺祖院は、政府の緊急事態宣言を受け、4月20日から伽藍内の拝観を休止していた。