水揚げされたばかりのシロエビを撮影する参加者=射水市の新湊沖

水揚げされたばかりのシロエビを撮影する参加者=射水市の新湊沖

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富山湾の宝石間近に シロエビ漁見学ツアー商品化へ

北日本新聞(2020年5月30日)

 漁見学ツアーを通じてシロエビのさらなるブランド化を目指す漁師の団体「富山湾しろえび倶楽部」は29日、射水市の新湊沖で旅行会社関係者を招いてシロエビ漁見学遊覧船の試験運航を始めた。乗船した参加者は間近で漁の様子を見ることができる点を評価し、旅行商品化に取り組む姿勢を示した。同倶楽部は「本運航は新型コロナウイルスの感染状況次第だが、今季中にやりたい」としている。 (牧田恵利奈)

 新湊のシロエビ漁船9隻は、2班に分かれて1日おきに操業しており、漁見学遊覧船には休漁船を活用する。この日の試験運航には旅行会社などから8人が参加。早朝、新湊漁港を出発し、沖合約3キロの地点に向かった。見学遊覧船は、漁を行う小型底引き網漁船から約5メートルの距離に近づき、網入れや水揚げをする様子を見学した。参加者は水揚げされたばかりのシロエビを撮影するなどして楽しんだ。

 参加した日本海ツーリスト(砺波市太郎丸)の堀田信一社長は「シロエビ漁は県内にしかないもの。近い距離で漁を見ることができて良かった。すぐ企画し、客を呼びたい」と話した。同倶楽部は「参加者の評価は良い。試験運航を続け、より良い運航を目指していきたい」としている。

 シロエビ漁自体の最盛期は6~8月で、11月末まで続く。

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