鋳型と製品を組み合わせたインスタレーション(手前)などが並ぶ展示スペース

鋳型と製品を組み合わせたインスタレーション(手前)などが並ぶ展示スペース

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3密避けて産業観光 能作(高岡)本社に展示空間、6日オープン

北日本新聞(2020年6月5日)

 鋳物メーカーの能作(高岡市オフィスパーク)は、新型コロナウイルスの影響で工場見学や製作体験の受け入れを休止する中、本社2階のホールを展示中心の新たな産業観光スペースに改装した。密集、密接、密閉の3密を避ける「新しい生活様式」に対応した観光スタイルを提案する。6日にオープンする。

 「ものことこころ展」と銘打ち、常設コーナーとする。展示のテーマ別に「もの」「こと」「こころ」の三つのエリアに分けた。

 「もの」のエリアでは、高岡鋳物の400年の歴史と能作の歩みを解説。真ちゅう製の風鈴やスズ製の食器など自社の代表製品の誕生秘話を紹介する。

 「こと」のエリアでは風鈴やおりんを鳴らすことができ、製法や形状による音色の違いを体感できる。

 「こころ」のエリアでは伝統の技を受け継ぐ職人のインタビュー映像を流す。鋳型と製品を組み合わせたインスタレーション(空間芸術)作品も用意した。

 入場無料で午前10時から午後5時まで(昼休憩あり)。感染予防のため、同時に入場できるのは10人までとし、換気を徹底する。能作千春専務は「見学や体験ができなくても、伝統工芸の魅力を感じてもらえるようにしたい」と話す。

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