新型コロナウイルスの収束を願い、津田水引折型(野町1丁目)が、疫病を払うとされる妖怪「アマビエ」が短冊に描かれた加賀水引細工の風鈴を仕上げた。
風鈴は、魔よけの効果があるという「あわじ結び」を組み合わせ、箱型に覆い、感染症を「封じ込める」意味を込めた。短冊には「疫病退散」の文字やアマビエのイラストを描いている。店頭には青や黄、ピンクなど色鮮やかな風鈴が並んだ。
今月に入って本格的に制作し、販売を始めた。4代目の津田さゆみさん(63)は「込めた意味の通り、少しでも早くコロナが収まってほしい」と話した。