5日の石川県内は曇りで雨が降る所もあった。中能登町井田の町名勝「不動滝」では滝開きが行われ、白装束の僧侶ら6人が高さ約20メートルから落ちる冷水に打たれながら無病息災を願った。
例年は滝行体験希望者を募るが、今年は新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため関係者のみで行われた。真言宗圓光寺(えんこうじ)の長谷契俊(けいしゅん)住職らが法要を営んだ後、「不動滝を護(まも)る会」のメンバーが加わり、滝つぼに入った。雨の影響で水量がやや多かったという。同会の原田好博会長は「コロナ終息の願いも込めた。早く日常が戻ってほしい」と語った。