福井県福井市の鷹巣、鮎川両海水浴場が7月10日、海開きとなり、地元の観光関係者らが安全を祈った。
鷹巣では例年、市内各地から50人ほどの関係者を集めて海開き式を行っていたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、鷹巣観光協会の会員と地元の自治会長ら約20人が神事に臨んだ。時折雨が降るあいにくの天候だったが、海水浴場の安全を祈願し、花束とスイカを海に投げ入れた。
神事の後には認定こども園「鷹巣ひかり」の園児がハマグリ20キロを海にまき、笑顔を見せた。
今年は、9軒ある浜茶屋のうち4軒が営業。消毒液を設置し、密を避けるため席を減らすなどの感染対策をとる。
観光協会の小玉征子会長は「新型コロナの不安がある中での海開き。感染対策を徹底して、訪れた人には楽しい時間を過ごしてもらいたい」と気を引き締めていた。
この日は、鮎川海水浴場でも安全祈願の神事が執り行われた。