鼠多門と鼠多門橋の一般供用が始まり、ライトアップされた光景を楽しむ来訪者=18日午後8時半、金沢市丸の内

鼠多門と鼠多門橋の一般供用が始まり、ライトアップされた光景を楽しむ来訪者=18日午後8時半、金沢市丸の内

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金沢城新時代「開門」 鼠多門・橋、供用開始 夜はライトアップ

北國新聞(2020年7月19日)

 石川県が金沢城公園で復元整備した鼠多門(ねずみたもん)・鼠多門橋は18日、一般供用が始まり、大勢の県民らが公園の新たな玄関口を訪れた。夜にはライトアップが始まり、浮かび上がった黒い海鼠(なまこ)壁(かべ)の門が、昼間とはひと味違う幻想的な情景を描いた。
 完成式の式辞で谷本正憲知事は、鼠多門の完成により金沢城の主要な出入り口だった四つの門(大手門、石川門、黒門、鼠多門)が全てそろったことを紹介し「かけがえのない財産を後世に継承し、国内外に広く発信したい」と力を込めた。長町武家屋敷跡と本多の森公園を結ぶ「加賀百万石回遊ルート」が全通したことにも触れ、魅力の高まりに期待した。
 馳浩衆院議員、吉岡幹夫国土交通省北陸地方整備局長、稲村建男県議会議長が順に祝辞を述べた後、テープカットが行われた。谷本知事の「開門」の発声で高さ約3メートルの門扉が開かれ、関係者約100人が橋の渡り初めを楽しんだ。
 18日は今秋開館する国立工芸館の夜間点灯も始まった。金沢城公園内では拡充された照明が11月下旬まで毎日ともされる。

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