JAはくいのぶどう部会は23日、県産高級ブドウ「ルビーロマン」の出荷を始めた。初日は宝達志水町敷浪のJAはくい南部育苗センターに14房が持ち込まれ、このうち同町の網吉裕さんがハウスで育てた5房が、甘さや粒の大きさ、色合いなどの厳しい基準をクリアし、金沢市中央卸売市場に発送された。
同JA管内では宝達志水町の23軒と羽咋市の5軒が2・4ヘクタールで栽培している。長雨の影響で昨年より3~4日程度成長が遅れているが、9月末までに県内JAで最多の6千房の出荷を目指す。8月の旧盆から9月初旬がピークで、東京、大阪方面にも出荷される。
ぶどう部会の米沢忠尋(ただひろ)部会長は「良い実りとなるため、これから夏の日差しを期待したい」と話した。