見頃を迎えた妙蓮=神宮寺3丁目の持明院

見頃を迎えた妙蓮=神宮寺3丁目の持明院

石川県 金沢市周辺 花・紅葉

妙蓮しっとり開花 金沢の持明院

北國新聞(2020年7月26日)

 石川県指定天然記念物「妙(みょう)蓮(れん)池」のハスが25日、神宮寺3丁目の真言宗持明院(じみょういん)で見頃となり、一般拝観が始まった。淡いピンク色のつぼみがしっとりと花開き、拝観者を和ませた。
 持明院の妙蓮は、弘法大師が唐から持ち帰った種を金沢にまいたとされる。1本の茎に複数のつぼみをつける「多頭蓮(たとうれん)」の一種で、国内では同寺と滋賀県守山市にのみ生育している。
 吉山宥芳(ゆうほう)住職によると、今年は例年より約2週間早く開花し、約300株が花を咲かせる見込み。吉山住職は「今年は雪が少なく無事に育ってくれた。美しい妙蓮を見て、清らかな気持ちになってほしい」と話した。
 一般拝観は8月10日まで。今年は新型コロナウイルスの影響で、ライトアップは実施しない。

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