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バイカモ、透明な水に揺れ涼しげ 福井県越前市で見頃

福井新聞(2020年8月1日)

 水温が低い清流で育つ水草バイカモ(梅花藻)の花が、福井県越前市上真柄町の治左川で見頃を迎えている。緑色の藻と白いかれんな花が透明な水に揺れ、涼しげな雰囲気を醸し出している。

 バイカモはキンポウゲ科の多年草。地下水を水源としているため水温が14、15度と低く、透き通った水が流れる治左川で毎年花を咲かせている。今年は雨量が多く水深が例年より深い約30センチとなった影響で、花が多く咲き、藻が鮮やかな緑色に育った。

 7月30日は親子連れや夫婦が川に訪れ、バイカモが織りなす夏の風情を楽しんでいた。上真柄町区長の男性(73)は「今年のバイカモはうんときれい。近年見てきた中で最高の出来です」と話していた。見頃は8月中旬まで。

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