JR和倉温泉駅で1日、4月10日から全面運休していたJR七尾線の観光列車「花嫁のれん」の運転再開を祝い、同駅の駅員ら約10人が乗客を出迎えた。
駅員が花嫁のれんをイメージした赤色の法被と和倉温泉観光協会が北陸新幹線開通5周年を記念して作った同温泉のマスコットキャラクター「わくたまくん」とコラボしたポロシャツに身を包み、観光客を歓迎した。同協会が制作した花嫁のれんとわくたまくんが描かれたタオルも配布された。
午後0時8分に発車した金沢行きの列車には15人が乗車した。31日から同温泉の旅館「加賀屋別邸松乃碧(みどり)」に妻と訪れ、金沢市の自宅へ帰る男性(83)は「再開のタイミングで花嫁のれんに乗れて良い思い出になった」と笑顔を見せた。花嫁のれんは、金沢―和倉温泉間で毎週金、土、日曜と祝日を中心に1日2往復運行する。
和倉温泉駅では1日から、地元の浜岡幼保園の園児55人が花嫁のれんをイメージして描いた塗り絵の展示が始まり、ピンクや水色など色とりどりの列車の絵を楽しむことができる。31日まで。