福井県越前市中山町の観光農園「どんぐり山」のブドウ園が8月7日、オープンする。5日は市内の福祉施設の子どもたちが招かれ、一足早くブドウ狩りを楽しんだ。農園では十数種類が栽培され、10月までブドウ狩りが楽しめる。今年は新型コロナウイルス対策として、入園は事前予約制となる。
毎年オープン前に市内外の福祉施設を招待している。今年は障害児の支援などに取り組むNPO法人「エンジェル・キッズ」(越前市)のデイサービスを利用する小学1年~高校3年の10人が招かれた。子どもたちは、つやつやとした実を付けた品種「バッファロー」をはさみで収穫。「とっても甘い」「ブドウ大好き」などと笑顔で味わった。
同農園の主力の大粒品種「ブラックオリンピア」はお盆すぎから食べごろになる。同農園の代表は「今年は4月の冷え込みや梅雨の長雨の影響で房数は例年より少なくなったが、その分、ひと房の甘みや色づきはよくなっている」と話している。ブドウ狩りは10月10日までの予定だが、果実がなくなり次第終了する。
入園料は大人(中学生以上)1500円、小学生千円、3歳以上の園児800円。問い合わせや予約は同農園=電話0778(28)1288。